アウトライダー様から頂いた、すんげー素敵なルクティア小説でございますー!!!!!!!!
中身はそりゃもう鼻血のもんですよ・・・!!(ボタボタ) つーか学生ルクティアに萌え・・・!
思い切って学生リクをしてよかった・・・!(グッ!)
ヤキモチするティアと愛する彼女のために一生懸命作るルークがすごくいいですー
ルークって恋も手先も不器用だから、こりゃガイとアニスも苦労するこった(笑)
最後のは変態になってますねーvv つーかツボ!!最後までキスするだなんて・・!よくやった、ルーク!
ちなみに中身はルークの手作りであるアクセサリーか、もしくはぬいぐるみかなーと思ってます。
でもルークの手作りのプレゼントなら、何を貰っても嬉しいかもしれないねvv
(2006/9/7 )
何の刺激も無く単調な一日。
煩い教師の話を聞いたところで将来役に立つとは思えない。
国会議員の息子である彼にとっては勉強は単なる暇つぶしでしかない。
恋も、友情も然り。
いざ学校に行こうかとネクタイを締めて玄関を開けようとしたとき、メールの受信音が鳴り響いた。
「ったく。んだよ」愚痴を零しながら開ける携帯電話。
誰かと思えば送信者はティア・グランツ。彼の彼女。
“テストが近いから放課後一緒に勉強しない?”
「うわ〜・・・」間延びする声を漏らした彼は足早に玄関の扉を開け、携帯電話を鞄の中に押し込んだ。
「お前も少しは彼女に構ってやれよ・・・」校則を大分無視したその金髪。まぁ地毛なのだから仕方が無い。
大学3年生に所属するガイ・セシルは続けて紡いだ。
「付き合って5ヶ月くらい経つんだろ?お前から告って置いて飽きるってのはいただけないぜ?」
「そりゃそうだけどよ・・・別に飽きたわけじゃない」
「なら構ってやれよ」
「それもなぁ・・・今更話すことも・・・」
「まぁ、お前なりにちゃんとやるんだな」
ガイは彼の様子を見てなんとなく、分かっているようだ。
「浮気癖がついても知らないぞ・・・」
彼の言葉が廊下に虚しく残った。
数日後。
テストも無事に終わり、絶望的な結果を生んで落胆した日。
丁度帰り道に落胆している彼を見付けたティアは後をつけて脅かそうとした。
雑木林の様な視界の良く効かない森の中で、彼は足を止めた。
頻りに携帯を開いては閉め、開いては閉め、どう見てもおかしい彼の行動を見ていたティアは、彼が何をしているのか大体分かった。
“待ち合わせ”それも恋人同士の。
数分後、彼の隣に居たのはディア・グランツではなく、アニス・タトリンだった。
「まぁ!ルークが浮気ですって!?」
ルークやガイと幼馴染のナタリアは声を張り上げた。
静かな空間を主とする喫茶店に彼女の声が木霊する。周りの客がこちらをぎろりと白い眼で見ている。
「ナタリア、声が大きい」
「でもルークから貴方に告白しておいてそれは酷いですわ。一回問い質してみなさい。“私に飽きた?”と」
「そんな唐突なこと、私は出来ないわよ」
「その貴方の優しさを逆手に取ってるのは誰ですの?ルークでしょう。一回言ってみるのも手ですわよ。彼を学校近くの公園に呼びました。さぁ、行くのです」
勢いに弱いティアはそれに流されて、客の視線を感じながら店を出て行った。
渦中のアニスが出現。その大きい瞳に彼女の屈託の無さを感じる。
「早く行きましょうよ。時間なくなっちゃうじゃないですかぁ〜」
「確かにそうかもな・・・」そういいながらアニスについていくルーク。
唇をかみ締めて、瞳を潤ませたティアは、彼とは反対方向に走り去っていった。
「ちょ!ティア待――!」
「先輩、あの人に上げるんでしょ?なら早く作らないと、誕生日来ちゃいますよ?」
「後4日で作りあがるか・・・?」
「先輩は不器用ですからね・・・なんとも言えませんよぉ」
2人はそのままアニスの家に行き、そこで“秘密のもの”を作成していた。
数日後、ティアの誕生日の前日。
学校で単調な一日を過ごしていた彼女は改めて思い知らされた。
ルークがいないとこんなにもつまらなくて普通なんだ、と。
授業が終わり、特に何の用事も、部活も無いティアはそのまま帰ることにした。
付き合い始めの頃はよく放課後遊んだものだが。
そのまま廊下を歩き帰ろうとする。
反対側から彼が来る。目を合わせまいとそのまま歩くティア。
すれ違いざまにルークは彼女の腕を掴んだ。
「何するの?離して」
「少し話がある」
放課後の学校裏。どこか無駄に陰険な雰囲気を醸し出す。
それがいい感じだと感じる人もいれば、雰囲気的に苦手な人もいた。
そんなところに影が二つ。
「話って何?」無愛想に。そう努めて放った言葉。
「明日お前の誕生日だろ?だからお前の家行っても良いかな〜って」
「そんなの貴方に関係ないじゃない」
「何でだよ」
「貴方は私のこと好きじゃないでしょう?」
「はぁ?何でそうなるんだ――って、あぁ。誤解されてもしょうがないか。
アニスはちょっと手伝ってもらってただけだよ。ティアの誕生日プレゼントを」
「本当?私のことは嫌いになってないの?」
はぁ、とため息を漏らすルーク。一拍置いて、
「勿論。嫌いになんかなれるわけ無いだろ///俺はティアだけが好きなんだ!///」
「ごめんなさい。私が勝手に思い込んでしまって・・・私もルークのこと・・・好き・・よ///」
プツン、と理性が切れるのを感じた。ティアを見てるだけでやばいかもしれない。
そういえばこの頃まともに話してなかったからそう思うのも当たり前か。
彼女を思いっきり抱きしめて、そのままキスをする。
ティアは多少苦しそうだが幸せそうで、ルークはそれを絵に描いたような表情をしていた。
その後も、角度を変え、舌を入れ、満足のいくまでずっとキスをしていたルークであった。
翌日、浮気疑惑の晴れたルークとティアは、ティアの家で俗に言われる誕生日パーティーをした。
勿論2人きりで。
「これ・・・プレゼント」
「わぁ!ありがとう!中身見ていい?」
有無も言わさずに、その立方体の箱を開けるティア。
中に入っていたものは――
後書き
相互リンクしてくださった青空あいる様に送ります。
何故だかスランプと言うか切な目と言うか。
でも最後の方はルーク変態・・・
こんなもので良かったらお受け取りください。
返品はいつでも待っております。